ホイールローダーとは?特徴や用途、免許を解説
ホイールローダーは、おもに砂や粉石などの粉体や粒体物をすくって持ち上げられる建設機械です。特にダンプトラックへの積み込み作業に適しており、建設や工事現場・除雪・農業・畜産業・採石場などで広く使われています。
今回は、ホイールローダーの特徴や用途、操作に必要な免許、主要なメーカーや製品について詳しく解説しています。ホイールローダーを運転する機会がある方は、本記事で紹介する情報をぜひ参考にしてください。
目次
ホイールローダーとは?
ホイールローダー(Wheel Loader)とは、トラクターショベルのうち、車輪で走行するものです。「タイヤドーザー」や「タイヤショベル」などと呼ばれることもあるほか、沖縄県では「シャボ」という通称が用いられているのも特徴です。
主に土砂・砕石といった粉体・粒体物をダンプトラックに積み込んだり、建設・講師現場の構内を短距離運搬したりする作業で用いられています。基本的に、油圧ショベルよりも一度に多量の粉体・粒体物を積み込むことが可能です。
ホイールローダーは、バケットの容量に応じて分類されています。小さいものであれば「バケット容量0.4立方メートル」の小型機から、「24.0立方メートル」の大型機まで幅広いクラス分けがされており、用途に応じてサイズを選ぶことができます。
ホイールローダーの構造は、主に積込装置、エンジン・油圧制御装置、タイヤ(足回り)に分けられます。以下に、それぞれの概要をまとめました。
ホイールローダーの構造 | 補足 |
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積込装置 | 運搬容量を決めるバケット、バケットを持ち上げるためのリフトアーム、エンジンからの力を伝える油圧シリンダから構成されている。 |
エンジン、油圧装置 | 運転席の下側に配置されている。バケット容量に応じて、馬力の大きさが変動する。 |
タイヤ(足回り) | 一般の自動車用のものと異なり、舗装されていない路面でもパンクしないための強度を備えた専用のタイヤが装着されている。 |
ホイールローダーの特徴
ホイールローダーは、一見するとショベルローダーのような外見をしていますが、ショベルローダーは前輪二輪駆動であるのに対して、ホイールローダーは四輪駆動である点が特徴的です。
ホイールローダーは四輪駆動なので、不整地や軟弱路、急傾斜などの走行も得意としています。また、前輪と後輪の間が折れる中折れ式の操舵ができ、前後のタイヤが合わせて動くので、内輪差や外輪差が発生しません。
走行時の速度は小型のタイプで15キロ程度、中型から大型のタイプでは30キロから50キロ程度までスピードを出せます。なお、法律上、ホイールローダーは車両系建設機械(整地・掘削等)として分類されています。
ホイールローダーの用途とアタッチメント
ホイールローダーはその汎用性と高い機動性から、さまざまな用途に活用されています。ただし、用途によってはアタッチメントの取付・交換を行う必要がある点には要注意です。
本章では、ホイールローダーの用途とアタッチメントの種類を順番に解説します。
ホイールローダーの用途
ホイールローダーの用途には、以下のようなものがあります。
用途 | 補足 |
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土砂や資材の運搬 | ホイールローダーの最も一般的な用途。バケットと呼ばれる大きなスコップ状の装置を使って地面から土砂や砕石をすくい上げ、トラックや他の運搬機械に積み込む作業に使われる。 |
整地作業 | 地面の凹凸をならしたり、土や砂を均等に広げたりするために使用される。特に舗装工事や基礎工事の準備段階で活躍する。 |
除雪作業 | 雪をすくって積み上げたり、除去したりすることで、道路や駐車場を確保する。 |
資材の積込み・積下ろし | 例えば、木材や鉄骨などの重い資材を持ち上げてトラックに積む。フォークアタッチメントを使用すれば、さらに効率的に作業が行える。 |
解体作業 | 解体現場で瓦礫を移動させるためにもホイールローダーが活用されることがある。 |
鉱物の採掘 | 鉱山において、鉱石や石炭など鉱物の採掘および、その運搬作業に使用されることもある。 |
ホイールローダーのアタッチメント
ホイールローダーはさまざまな用途で使われていますが、最大限に活用するためには、作業内容に応じて適切なアタッチメントを選択することが大切です。
アタッチメントの取付・交換によって、ホイールローダーはさまざまな種類の作業を効率的にこなせるようになります。以下に、ホイールローダーの主なアタッチメントの種類をまとめました。
アタッチメントの名称 | 補足 |
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バケット | 最も一般的なアタッチメントで、土砂・砂利・砕石の移動や積込みなどに使用する。さまざまなサイズ・形状のバケットがあり、作業内容に応じて選択される。 |
フォーク | パレットをはじめとする積載物を持ち上げて移動する際に使用する。特に農業や倉庫での運搬作業で重宝する。 |
ブレード | 特に整地作業や除雪作業など、表面を平滑にする作業に用いる。 |
スノープラウ | 雪国での雪かき作業に特化したアタッチメントで、大量の雪を効率良く除去できる。 |
リッパー | 硬い土や岩を割る作業に使用するアタッチメントで、特に採石場や鉱業での岩石の破砕に効果的。 |
クランプ | 主に解体作業の現場で用いられ、瓦礫をしっかりと掴みながら移動できる。 |
ホイールローダーの免許
以下では、ホイールローダーの運転・移動のために必要となる免許について、順番に詳しく解説します。
運転
ホイールローダーを運転するためには、「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)」と呼ばれる資格が必要です。
以下のとおり、運転するホイールローダーの車両重量が3t以上か、3t未満かによって、必要資格が異なります。
ホイールローダーの車両重量 | 必要な資格 |
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3t以上 | 車両系建設機械(整地等)運転技能講習 |
3t未満 | 小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育 |
下表に、車両重量が3t以上あるホイールローダーの運転で求められる資格「車両系建設機械(整地等)運転技能講習」の概要をまとめました。
資格の情報 | 内容 |
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費用 | 50,000円〜110,000円前後 |
日数 | 14時間〜38時間(2日〜6日間)前後 |
受講資格 | 18歳以上 |
申込先 | 都道府県労働局長登録教習機関 |
続いて、車両重量が3t未満のホイールローダーの運転で求められる資格「小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育」の概要をまとめました。
資格の情報 | 内容 |
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費用 | 20,000円前後 |
日数 | 13時間(2日間)前後 |
受講資格 | 18歳以上 |
申込先 | 社内、社外の教習機関(都道府県労働局長登録教習機関など) |
移動
ホイールローダーを移動(公道で走行)させるためには、道路交通法にもとづく「大型特殊自動車免許」もしくは「小型特殊自動車免許」の取得が必要です。
まず、大型特殊自動車免許とは、大型特殊自動車を公道で走行させるための免許です。道路交通法上、大型特殊自動車の基準は、「小型特殊自動車の規格をこえるもの」であると定められています(小型特殊自動車の規格は後述しています)。
以下に、大型特殊自動車免許の概要をまとめました。
資格・教育の情報 | 内容 |
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費用 | 教習所での取得:7~13万円前後 一発試験での取得:6,000円前後 |
日数 | 1日〜17日間程度 |
受講資格 | ・18歳以上 ・視力:両眼0.7以上、片眼0.3以上(片眼の視力が0.3に満たない場合は、他眼の視野が150度以上 ※眼鏡・コンタクト可) ・赤、青、黄の色彩の識別ができる ・10mの距離で90dBの警報器の音が聞こえる(補聴器で補われた聴力も含む) ・自動車の運転に支障を及ぼすおそれがある四肢もしくは体幹の障害がない |
申込先 | 大型特殊自動車免許の取り扱いがある自動車教習所 |
普通免許をすでに取得している場合、大型特殊自動車免許の教習期間が短縮されます。
次に、小型特殊自動車免許とは、小型特殊自動車を公道で走行させるための免許です。小型特殊自動車の規格は、以下のとおり定められています。
全長 | 4.7m以下 |
全幅 | 1.7m以下 |
全高 | 2.0m以下(ヘッドガード等を備えた自動車で、ヘッドガード等を除いた部分の高さが2.0m以下のものについては2.8m以下) |
最高速度 | 時速15km以下 |
小型特殊自動車免許の概要を以下にまとめました。
資格・教育の情報 | 内容 |
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費用 | 受験料:1,500円 交付手数料:2,050円 |
日数 | 1日〜 |
受講資格 | ・16歳以上 ・視力:両眼0.5以上 ・赤、青、黄の色彩の識別ができる ・10mの距離で90dBの警報器の音が聞こえる(補聴器で補われた聴力も含む) ・自動車の運転に支障を及ぼすおそれがある四肢もしくは体幹の障害がない |
申込先 | 小型特殊自動車免許の取り扱いがある自動車教習所 |
すでに普通免許や普通二輪免許を持っている場合、小型特殊自動車免許は下位免許に該当するため、新たに取得しなくても小型特殊自動車の運転が可能です。
なお、大型特殊自動車免許や小型特殊自動車免許の取得だけでは、普通自動車は運転できません。普通自動車を運転するためには、普通免許、準中型免許、中型免許、大型免許のいずれかが必要です。
「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)」や大型特殊自動車免許をはじめ、建設機械・重機の免許・資格の詳細は以下の記事で解説していますので、併せてご覧ください。
参考:警視庁「小型特殊免許試験」
国土交通省「自動車の種類」
ホイールローダーとブルドーザー、スキッドステアローダーの違い
ホイールローダーは、ブルドーザーやスキッドステアローダーなどと外見が似ているため、混同されることがあります。
本章では、ホイールローダーとブルドーザー、スキッドステアローダーの違いを解説します。それぞれの相違点を把握しておき、これら3つを区別できるようにしておきましょう。
ブルドーザーとの違い
ホイールローダーとブルドーザーの大きな違いは、「足回り」と「作業装置」にあります。
まず、ホイールローダーは、ホイールの名がついているようにゴムタイヤを備えています。一方で、ブルドーザーの足回りはクローラー(キャタピラー)です。(上記画像がブルドーザー)
ホイール走行のメリットは、公道を走行できるという機動性の高さにあります。これに対して、クローラー走行では公道走行ができないものの、不整地や泥濘地などでホイール走行よりも高い馬力で走行が可能です。
また、ホイールローダーは大型のバケットを備え、車体とバケットはアームで繋がっています。強力なアームによりバケットを高く持ち上げることが可能です。
これに対して、ブルドーザーにはバケットではなく、前面に可動式のブレード(排土版)が装着されています。土を進行方向に押し出すことが可能で、土砂のかきおこしや盛土、整地などで活躍することが多いです。
ブルドーザーについては、以下の記事で詳細に解説しています。高い馬力でホイールローダーとは違った役割を担えるので、併せてご一読ください。
スキッドステアローダーとの違い
スキッドステアローダーは、小型のホイールローダーの一種です。タイヤ走行でありながら操舵機構は採用されておらず、左右タイヤの回転差を利用した「スキッドステアリング」という機能を搭載しているのが特徴的です。
スキッドステアローダーは車体が曲がらず、左右のホイールの回転数や回転方向によって車体そのものの向きを変えられます。一方、ホイールローダーは車体が前輪と後輪の間で曲がる設計になっており、折れることで方向を変えながら進みます。
また、スキッドステアローダーは、ホイールローダーのように大量の土砂を一度に運搬するはできません。これに対して、ホイールローダーは、スキッドステアローダーの特徴である「その場での方向転換」を行えません。
したがって、ホイールローダーは大量の土砂を積載する必要があるときに、スキッドステアローダーは狭いスペースでの作業や機敏な動きが求められるときに、それぞれの強みを生かして活用されるケースが多いです。
スキッドステアローダーについてより理解を深めたい場合は、ぜひ以下の記事をお読みください。
スキッドステアローダーとは?特徴や用途、ホイールローダーとの違いも解説
ホイールローダーの主なメーカーと製品
本章では、ホイールローダーを手がける主要なメーカー(海外・国内)とその製品例を順番に紹介します。
※本記事で紹介している製品情報は、すべて2024年5月現在の内容です。製品情報に関する最新情報や、詳細な内容を知りたい場合は、各メーカーの公式HPでご確認ください。
日立建機
日立建機では、小回りの良いミニホイールローダーから、50tクラスの大型ホイールローダーまで幅広く取り揃えています。
快適な操作性と大きな作業量に加えて、燃費低減を追求したさまざまな技術が搭載されているのも特徴です。
例えば、ホイールローダーの各所に備え付けたセンサーによって機械の動きを瞬時に判断し、エンジン回転数を制御する「アクティブエンジンコントロールシステム」の採用です。これにより、オペレーターの機械操作をアシストし、無駄の少ない効率的な作業のみならず、燃費低減も実現しています。
また、大きく開くエンジンカバーの採用で、広いスペースでのメンテナンス作業を可能としており、日々の点検や部品交換を容易に行えます。
下表に、日立建機が提供している主なホイールローダーの種類と特徴をまとめました。
型番 | 特徴 |
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ZW20 | ・運転質量(※):1,945kg ・市街地、夜間作業など環境に優しい高性能小型ホイールローダー |
ZW120-6 | ・運転質量:8,420kg ・さまざまな現場に適用するユーザビリティと環境性能を実現 |
ZW180-7 | ・運転質量:14,820kg ・より使いやすく、快適に機能性と快適性を兼ね備えた操作空間 |
ZW370-6 | ・運転質量:32,430kg ・メンテナンス性の向上と確かな耐久性 |
ZW550-6 | ・運転質量:46,490kg ・さらに進化した燃費性能少ない燃料で高稼働を実現 |
※機械質量に、「オペレーター質量」75kgを加えた質量のこと
参考:日立建機「ホイールローダ(製品/コンストラクション)」
日立建機「商品情報 ホイールローダ」
CAT
CAT(キャタピラー)はアメリカ合衆国イリノイ州ピオリアに本拠地を置く多国籍企業です。国内では「日本キャタピラー」がディーラーとしてキャタピラーの建設機械を取り扱っています。
日本キャタピラーのホイールローダーは運転席から広い視野を保てるよう設計されており、機械周辺の現場環境を常に確認しながらの作業が可能です。 業界トップクラスのパワーでありながら、軽い操作感で長時間の作業でも疲れにくい設計も特徴の一つです。
下表に、キャタピラーが提供している主なホイールローダーの種類と特徴をまとめました。
型番 | 特徴 |
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901C2 | ・運転質量:3,085kg ・快適なオペレータ環境を実現する広視界キャブをはじめ、ゆとりのパワーと使いやすさ、確かな信頼性 |
910 | ・運転質量:7,150kg ・高性能の新型エンジンを搭載し、低燃費と高い生産性を実現 |
950 | ・運転質量:18,152kg ・クラス最高性能の継承と先進テクノロジーの融合 |
993K | ・運転質量:134,500kg ・業界トップクラスの作業効率により、立方メートル当たりコストを削減 |
参考:日本キャタピラー「ホイールローダの購入・カタログ案内 」
コマツ
コマツは国内では第1位、世界では第2位のシェアを誇る建設機械メーカーです。コマツのホイールローダーは車体レイアウトにこだわっており、小回りが利きやすく、狭い場所でも安心して作業できます。
下表に、コマツが提供している主なホイールローダーの種類と特徴をまとめました。
型番 | 特徴 |
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WA10-6 | ・機械質量:1,065kg ・小さなボディに確かな性能 ・クラッチ操作不要のHST方式採用 ・余裕のダンピングクリアランス&リーチ ・抜群の狭所作業性 |
WA80-8 | ・機械質量:5,120kg ・高効率でパワフルな作業を実現 ・電子制御ハイドロスタティックトランスミッション(HST) ・自動逆転機能付油圧駆動ファン ・Komatsu Care Long |
WA470-8 | ・機械質量:23,600kg ・安全に配慮し、高効率作業を実現 ・燃料消費量を低減 ・コマツスマートロジック ・Komtrax |
WA600-6 | ・機械質量:53,740kg ・低燃費技術により高効率作業を実現 ・生産性と経済性の両立 ・優れた走行性を実現 ・定評ある信頼性・耐久性 |
参考:コマツカスタマーサポート「ホイールローダー | 建設機械 | 商品情報」
コベルコ
コベルコ建機は神戸製鋼グループの一員であり、国産建設機械第1号機となる電気ショベル50Kをはじめ、多くの革新的な製品を発表してきました。多くの顧客から、高い技術力と革新的な製品を創り続けるパイオニア精神が評価されています。
下表に、コベルコ建機が提供している主なホイールローダーの種類と特徴をまとめました。
型番 | 特徴 |
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LK120Z-5 | ・運転質量:6,600kg ・高出力エンジンによるスペックアップ ・生涯コストを抑える信頼性と整備性 |
LK150Z-5 | ・運転質量:7,870kg ・排ガス2次規制対応エンジン |
LK230Z-6 | ・運転質量:14,280kg ・ハイパワー次世代電子制御エンジンを搭載 ・ルーズマテリアル大容量バケットを標準設定 ・余裕あるダンピングクリアランス |
LK350Z-5 | ・運転質量:22,170kg ・クラス最大級のエンジンパワーを発揮 ・作業量を稼げる大容量バケットを標準設定 |
参考:コベルコ建機「従来機製品紹介 -ホイールローダ- -」
ヤンマー
ヤンマーは発動機・農機・建機・小型船舶の製造・販売を手がける大手メーカーです。日本の大手農業機械メーカーの中で、最初に持株会社制に移行したことでも知られています。
下表に、ヤンマーが提供している主なホイールローダーの種類と特徴をまとめました。
型番 | 特徴 |
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V1-1A | ・機械質量:985kg ・街の中でも、自然の中でもフィットする業界最小のコンパクトボディ |
V2-3B | ・機械質量:1,800kg ・狭所もおまかせ、使いやすさと力強さをギュッと凝縮 |
V5-7 | ・機械質量:3,520kg ・ワンプッシュ、ワンアクションで簡単操作 |
クボタ
クボタは、産業機械(農業機械、重機、ディーゼルエンジン)、建築材料、鉄管、環境機器などを製造する大手メーカーです。
クボタのホイールローダーの特徴は、エンジンにあります。クボタが独自に開発したエンジンはパワーパフォーマンスに優れており、登坂時でも安心して作業が可能です。
下表に、クボタが提供している主なホイールローダーの種類と特徴をまとめました。
型番 | 特徴 |
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R430M | ・機械質量:2,520kg〜 ・排ガス対応エンジン搭載、上位機種と同様の機能装備 |
R430E | ・機械質量:2,550kg〜 ・一歩進化した新エンジンが現場作業をパワフルにサポート |
R630E | ・機械質量:3,310kg〜 ・作業シーンに応じた専用オプションを用意(除雪仕様車、畜産仕様車) |
まとめ
ホイールローダーとは、トラクターショベルのうち、車輪で走行する建設機械のことです。主に土砂・砕石といった粉体・粒体物をダンプトラックに積み込んだり、建設・講師現場の構内を短距離運搬したりする作業で用いられています。基本的に、油圧ショベルよりも一度に多量の粉体・粒体物を積み込むことが可能です。
スキッドステアローダーも、小型のホイールローダーの一種です。ただし、タイヤ走行でありながら操舵機構は採用されておらず、左右タイヤの回転差を利用した「スキッドステアリング」という機能を搭載しているのが特徴的です。
また、ホイールローダーとブルドーザーの大きな違いは、「足回り」と「作業装置」にあります。
作業環境に応じて適切な建設機械を選んで、作業の効率化につなげましょう。