採用情報 Career
メンバーインタビュー Interview
20代後半で、建機の自動化プロジェクトを
自らの手でリードする。
2022年入社 エンジニア
佐藤 洸太
Q.あなたのキャリアをお教えください。
私は東北地方の高等専門学校の出身です。小さい頃からモノづくりに興味があって高等専門学校を進学先に選び、本科で5年間、機械工学を学んだ後、さらに専攻科に進んで2年間、より高度な知識や技術を習得しました。学業以外のイベントにも熱中し、本科在籍中は高専ロボコンに、専攻科時代は学生フォーミュラに参加してEVの設計に打ち込んでいました。電気系を取りまとめるリーダーを務め、設計期間中は本当に大変だったものの、大会本番では見事に入賞。あの時の達成感は今でも強く心に残っています。
学生フォーミュラでの経験もあって、卒業後は大手自動車メーカーに入社し、先行車両開発を担う部署に配属となりました。そちらでは、5年後10年後のクルマを見据えて、ドライバーの安全運転をアシストする技術の研究開発などに携わりましたが、次第に今の自分が置かれている環境に物足りなさを覚えるようになり、4年ほど勤務した後にARAVに転職しました。
Q.ARAVに入社した動機をお教えください。
クルマの未来を創りたいと自動車メーカーに入社し、実際に開発に携わるチャンスにも恵まれたのですが、いざ手がけてみると、自分の仕事の成果が社内にしか共有されず、世の中の役に立っているという実感が得られませんでした。そんな時、高専の後輩たちがロボコンで活躍している様子を見て、かつて味わった興奮がよみがえってきたのです。競技に勝利すると会場がものすごく盛り上がりますし、テレビでも放映されて小さな子供たちが「自分もロボットを作ってみたい」と目を輝かせている。自分が作ったものが、もっと直接的に世の中にインパクトを与えて、人々を感動させるような仕事がしたいと思っていたところ、すでにARAVに入社していた高専時代の後輩から声をかけられたのです。
入社の決め手となったのは、社長の白久との面談。「いまある技術で目の前の困っている人を助けたい」というビジョンを掲げていらっしゃって、まさに私のやりたいことと一致していました。また、白久自身も高専ロボコンの経験者で、ロボコン出身者が自分の好きなロボットを創ることで社会に貢献できる、そんな世の中にしたいという想いが強く、そこにも共感してARAVに参加しました。
Q.今手掛けているプロジェクトについてお教えください。
入社後は、これまで自動車メーカーで培ってきた電装系の技術やプロジェクト運営の経験をもとに、建機の遠隔操作のシステム開発に携わり、それまでどちらかというと属人的だった開発をチームで動かせる体制を構築した後、いまは自動化案件のプロジェクトマネージャーを務めています。建機の自動化はARAVとしても開拓中の領域であり、建設会社のお客様のニーズを探って、どうすればお客様が望む自動化を実現できるのか、その仕組みを一から考えて創り上げていくことにいま奮闘中。小さなチームなので、私自身もプレイングマネージャーとしてソフトウェアや回路を設計するところまで関わり、システムを開発しています。一筋縄ではいきませんが、それでも社外に発表できる成果が表れており、手応えを感じています。ARAVは、まだ20代後半の私に大きな裁量を持たせてくれて、大手企業のお客様を相手に数千万円規模のプロジェクトを動かせる機会を与えてくれる。こんな会社はなかなかないと思いますし、自分がARAVを成長させる当事者となっていることにモチベーションを覚えています。
Q.今後の夢やビジョンについてお教えください。
建機の自動化の案件を次々と成功させて、私たちならではのDXで建設業界のお客様に貢献していくことが当面の目標です。建設業界の人手不足は社会的な課題としていっそうクローズアップされており、当社の活躍の場はこれからますます増えていきます。私自身も、チームメンバーのアイデアを引き出すプロジェクトマネジメントの力をいっそう磨くとともに、エンジニアとしてもやはりもっと成長していきたい。テクノロジーに関する議論についていけないようではプロジェクトを率いることはできないと思いますし、一方で「木を見て森を見ず」にならないよう、高い視点も意識しなければと考えています。そうした能力を身につけて価値の高い人材になる上で、いまのARAVは絶好の環境だと感じています。そして、私がこちらに入社するきっかけでもあった「ARAVをロボットを作りたい人が次々と集まるような会社にする」ことに向けて、これからどんどん実績を発表して世の中から注目される企業となり、優秀な仲間が増えていくことを願っています。